いつもアキバテクノクラブ(ATC)の活動にご協力いただきまして誠にありがとうございます。
2013年度第11回アキバテクノクラブオープンセミナーは、日本Androidの会との共催で、「音楽情報処理技術」をテーマにとりあげ、音楽を制作する場面、鑑賞する場面の両方において、音楽情報処理技術がどのような新たな可能性を切り拓いていくのかを、初音ミクに代表される具体的に現在起きている新しい動きをもとに展望します。
皆様お誘い合わせのうえ、是非ご参加ください。
【日時】2014年3月20日(木) 〔講演〕18:00〜20:30
〔懇親会〕20:30〜
【場所】秋葉原ダイビル5F カンファレンスフロア 5C会議室
(交流会@産学交流ゾーン)
【参加費】講演:無料 懇親会:¥1,000
【主催】アキバテクノクラブ
【共催】特定非営利活動法人 日本Androidの会
<プログラム>
■基調講演18:00〜19:00
『歌声合成技術と音楽理解技術が切り拓く未来』
後藤 真孝氏
〔独立行政法人産業技術総合研究所 首席研究員〕
本講演では、音楽を制作する場面、鑑賞する場面の両方において、音楽情報処理技術がどのような新たな可能性を切り拓いていくのかを議論する。
音楽制作では、歌声合成ソフトウェア「初音ミク」に代表される歌声合成技術の発展によって、「人間の歌声でなければ聴く価値がない」という旧来の価値観が打破され、日本の技術・社会・文化の強みの相乗効果を引き出す様々な連鎖反応が起きたことを紹介する。
さらに自身が「歌声情報処理」と名付けた分野から、人間の歌い方を真似て自然な歌声を合成できる歌声合成技術「VocaListener(ぼかりす)」や「歌うヒューマノイドロボットHRP-4C未夢」を紹介する。
一方、音楽鑑賞では、音楽理解技術に基づく誰でも利用できるWeb上のサービスとして、Web上の音楽コンテンツの中身を自動解析する能動的音楽鑑賞サービス「Songle」(http://songle.jp) と、音楽コンテンツの関係性を可視化する音楽視聴支援サービス「Songrium」(http://songrium.jp) を紹介する。
エンドユーザが直接恩恵を受けることができる音楽情報処理は、これから大きく発展していくことが期待される。
■講演 19:00〜19:30
『音楽情報処理技術がアンドロイド端末に及ぼす影響(仮)』
嶋 是一氏
〔特定非営利活動法人日本Androidの会 理事長〕
■トークセッション 19:30〜20:30
■懇親会 20:30〜
<講師略歴>
◇後藤 真孝氏 〔後藤氏HP〕
1998年早稲田大学大学院 理工学研究科 博士後期課程修了。博士(工学)。同年、電子技術総合研究所に入所し、2001年に改組された産業技術総合研究所において、現在、情報技術研究部門 首席研究員 兼 メディアインタラクション研究グループ長。
IPA未踏IT人材発掘・育成事業プロジェクトマネージャー等を兼任。日本学士院学術奨励賞、日本学術振興会賞、ドコモ・モバイル・サイエンス賞 基礎科学部門 優秀賞、科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞、情報処理学会 長尾真記念特別賞、星雲賞等、38件受賞。
音楽情報処理の研究に21年間従事し、近年は歌声に関する研究を「歌声情報処理」と名付けて推進中。
◇嶋 是一氏 〔嶋氏HP〕
インターネット草創期である1994年に日本で初めて開設されたWebサーバ(KEKUX)にてMIDIデータを掲載したWebページを開設して以来インターネットフリークに。1998年ごろからケータイのWebに取り組み始め、カシオ計算機株式会社の携帯電話初号機でWAPブラウザ開発を主導して以降、現在まで一貫して携帯電話の技術開発を行うエンジニア。
現在は通信キャリア系技術会社勤務。またモバイル関連の普及活動も精力的に活動する。
主な著書に、Google Android入門 携帯電話開発の新技術 (技術評論社 2008/4)、EZwebホームページ制作完全マニュアル (アスキー 2001/8)など。寄稿に、ワイヤレス・ブロードバンド HSPA+/LTE/SAE教科書 (インプ レス 2009/7) 、コンピュータと音楽の世界―基礎からフロンティアまで(共立出版 1998/8)など。ペンネーム「てんてん」
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