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  第6回ATCコミュニケーションセミナーを開催しました


「感情は科学になり得るか?」

6回目を迎えたATCコミュニケーションセミナーは、ニンテンドーDSの「ココロスキャン」など情動解析のスペシャリスト株式会社AGIの光吉俊二社長を講師に、とても白熱した2時間の講演と懇親会を開催させていただきました。

感情と科学を命題に展開された内容は参加者にとって、とても興味深いことばかりでした。「情動(emotion)」を感知する方法として人間が発する音声を取り上げ、その音声を分析することにより、瞬時に相手の行動や思考が判断できるというロジックです。

感性制御技術ST(センシビリティ・テクノロジー)

そのロジックは感性制御技術という形で研究開発が進み、技術が商品化されています。具体的には音声から人の感情を認識し、人の心や感性情報を再現創発する技術です。例として、感情を色と物理量によって可視化するというものです。
感情という「主観」で起きるものを、“工学的”に実証や経験から導き出された「技術」に分析・解析していこうというものなのだそうです。これは現在、医学分野、特に精神医学にてたいへん効果を期待されているとのこと。現代社会は、「心の病」に悩まされている人が決して少なくありません。光吉社長は、そんな社会に焦点を当て、感性制御技術が精神医学分野で活用されることを大いに望んでいらっしゃいました。
また、STが今後は医学だけでなく、工学等の他の分野をはじめとして、ネットワーク社会で活用される有効なツールのための
インフラと成りうることを示唆していらっしゃいました。
さらには日本の技術を「メイド・イン・ジャパン」として誇りをもって世界にPRして行こうともおっしゃっていたのが印象的でした。
講演の最後には、参加者との質疑応答がありました。どの方の質問も大変興味深く、会はなお盛り上がりを見せました。
話は尽きることなく・・・

懇親会には、光吉社長の話が聞き足りない!といった方々が大勢、参加してくださいました。あちらこちらで会話も白熱しておりました。のどが渇くせいか、ビールもどんどん消費されていきましたよ。
日本の明るい未来にほんの少しですが、期待が持てた感じがした夜でした。
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