湯島聖堂って?
斯文(しぶん)会理事長(写真)の石川忠久氏による、湯島聖堂の歴史講座は、まず“湯島天神とは全く違いますよ”からでした。湯島聖堂は孔子廟を祭った大変古いところです。その始まりは1632年といわれています。大成殿を始めとした建物のなかに学舎もあり、そこに昌平坂学問所を開設しました。
江戸時代、学問が大変盛んになってきます。幕府は率先して学問を推奨します。寛政の改革時には全国約300の藩に藩校ができました。士農工商の差こそあれ、学問によって生計を立てられるようになったのもこの頃からです。江戸時代といえば、文化交流が大変盛んな時代でした。実に国民の80%が「読み書き」が可能でした。これは欧米と比較すると高い数字です。
学問の源とも言える湯島聖堂。文部科学省、東京大学、東京教育大学(現:筑波大学)、お茶の水女子大学など数々「学」を司る元となっていると伺ったときにはとても驚きました。
(写真をクリックすると、メンバーの真剣な顔が・・・。)
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