アキバテクノクラブ
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2008/11/20  
「インテレクチャル・カフェ国際シンポジウム2008」
 〜知識の融合から新たな価値の創造へ〜

〔会場:東京ミッドタウン(Hall B)〕

主催:経済産業省、経済協力開発機構、日本経済新聞社
後援:The New Club of Paris

※アキバテクノクラブの活動が紹介されました!

■ インテレクチャル・カフェとは


 異分野間の知識や技術の融合により新たな価値の創造(イノベーション)につなげるべく、その「融合」の場として、イノベーションを促進させるための異分野の技術・知識の融合活動の取組を「インテレクチャル・カフェ」と称し、経済産業省はその取組を奨励しております。
 しかしながら一般論として、研究者、技術者、企業等の組織においてもその専門性ゆえに他者との間にはいわゆる「壁」というものが存在し、企業間・産業間が閉塞状態であることも否定できません。
 インテレクチャル・カフェ国際シンポジウム2008においては、インテレクチャル・カフェ普及のため国内外の様々な先進事例の報告を取り上げ、2日間にわたってその成功要因について議論が行われました。
  なお、アキバテクノクラブの活動もインテレクチャル・カフェと称される事例であり、近日中に以下HPにて事例として紹介されるとのことです。
  http://www.intellectual-cafe.jp/example.html

講演

■吉本興業鰍ノよる異業種との連携による新事業展開

 吉本興業と聞いて何を思い浮かべますか?お笑い?タレント?でしょうか。
同社は@劇場・ホールでのコンテンツの配信・配給事業、A地上波TV・BS等の番組のコンテンツ制作事業、B芸人・タレント等のタレントマネジメント事業を行っており、「お笑い事業」とまとめるには説明不足かと思えるほどのビジネスモデルを有しております。
  現在、インターネットの普及等によりテレビによる広告市場は縮小していると言われます。しかしこれは広告市場の縮小を意味するのではなく、テレビ以外の広告市場の重要性が高まったに過ぎません。(広告市場総額の7兆円は変化していないとのこと。現在のテレビ広告市場は2兆円、テレビ広告以外の広告市場が5兆円とのこと)。


 重要性の高まったこの5兆円の市場をターゲットとして、吉本興業鰍ヘインテル梶A潟tェイスと提携・出資し、潟xルロックメディアを設立しました。
  広告により人々が購買するまでには、テレビで認知し→関心を持つ→調べる→購買という行動の流れがありますが、潟xルロックメディアは、これらの過程のそれぞれに合わせるべく、映像コンテンツの企画(人々の認知)、次に商品の特性・世界観の配信(関心を持つ・調うつ)、ネット販売等の購買機会の提供(購買)等の事業展開をしております。

 吉本興業はコンテンツの作成、インテル鰍ヘテレビに代わるホームエンタテイメント市場向け製品及び関連技術の開発、潟tェイスは携帯端末への配信関連技術に長けているという、それぞれの利点を活かしたと言えます。
 まさに時代の流れを把握し、柔軟な発想が生み出した新しいビジネスモデルではないでしょうか?
 お笑いの吉本興業とインターネット社会の雄インテルとの、オモローな(吉本所属、世界のナベアツのギャグ)融合事例の紹介でした。
(写真をクリックしていいただくと講演の様子がご覧いただけます。)

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