■吉本興業鰍ノよる異業種との連携による新事業展開
吉本興業と聞いて何を思い浮かべますか?お笑い?タレント?でしょうか。
同社は@劇場・ホールでのコンテンツの配信・配給事業、A地上波TV・BS等の番組のコンテンツ制作事業、B芸人・タレント等のタレントマネジメント事業を行っており、「お笑い事業」とまとめるには説明不足かと思えるほどのビジネスモデルを有しております。
現在、インターネットの普及等によりテレビによる広告市場は縮小していると言われます。しかしこれは広告市場の縮小を意味するのではなく、テレビ以外の広告市場の重要性が高まったに過ぎません。(広告市場総額の7兆円は変化していないとのこと。現在のテレビ広告市場は2兆円、テレビ広告以外の広告市場が5兆円とのこと)。
重要性の高まったこの5兆円の市場をターゲットとして、吉本興業鰍ヘインテル梶A潟tェイスと提携・出資し、潟xルロックメディアを設立しました。
広告により人々が購買するまでには、テレビで認知し→関心を持つ→調べる→購買という行動の流れがありますが、潟xルロックメディアは、これらの過程のそれぞれに合わせるべく、映像コンテンツの企画(人々の認知)、次に商品の特性・世界観の配信(関心を持つ・調うつ)、ネット販売等の購買機会の提供(購買)等の事業展開をしております。
吉本興業はコンテンツの作成、インテル鰍ヘテレビに代わるホームエンタテイメント市場向け製品及び関連技術の開発、潟tェイスは携帯端末への配信関連技術に長けているという、それぞれの利点を活かしたと言えます。
まさに時代の流れを把握し、柔軟な発想が生み出した新しいビジネスモデルではないでしょうか?
お笑いの吉本興業とインターネット社会の雄インテルとの、オモローな(吉本所属、世界のナベアツのギャグ)融合事例の紹介でした。
(写真をクリックしていいただくと講演の様子がご覧いただけます。)
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