アキバテクノクラブ
イベント
  >>2010/3
コンセプト
アクティビティ
メンバー活動紹介
ATCメンバーリスト
ポッドキャスティング
イベントスケジュール
+お問い合わせ
+サイトポリシー
+個人情報保護について
ホームへ戻る

2010/3/19 (独)科学技術振興機構

 『サービスを科学する 〜新たな価値の創造に向けて〜』
 
会場:アキバホール(富士ソフトアキバプラザ5F)

■「問題解決型サービス科学研究開発プログラム」公開フォーラムが開催されました


 平成20年3月19日12時30分から、秋葉原ダイビルとJRの線路を挟んだ反対側に位置する富士ソフトアキバプラザ5Fのアキバホールに於いて、独立行政法人科学技術振興機構・社会技術研究開発センターの主催による、「サービスを科学する 〜新たな価値の創造に向けて〜」というテーマで首題の公開フォーラムが開催されました。このフォーラムには、近年サービスを理論的に扱うための枠組みを提唱され、アキバテクノクラブ「レビュー&プロモーション2008」でも基調講演をいただいた、前産業技術総合研究所理事長で現在は科学技術振興機構研究開発戦略センター長の吉川弘之氏、そして当クラブのアドバイザーである妹尾堅一郎氏が、特別講演を行いました。

 吉川先生の講演ではサービス工学からサービス科学へと領域を拡げることで、より社会現象や地球環境の情報や知見を取り込むことで、世の中の様々な行動に科学的根拠に基づいた分析を加えることが可能となり、当該分野の研究がより進展するであろうことを強調されました。また妹尾先生は、サービス産業がGDPの7割を占める中で、サービスの生産性が欧米諸国と比較して7割程度といわれている現状を打破していくためには、サービスを科学してサービスイノベーションを創出していくことが急務であることを、象徴的であるインテルやアップルの事例や我が国における成功事例なども紹介しながら、分かりやすく説明されました。

 その後のパネルディスカッションでは、篠崎資志氏(科学技術振興機構社会技術研究開発センター)、戸谷圭子氏(同志社大学ビジネス研究科)、日高一義氏(北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科)、村上輝康氏(野村総合研究所)も交えて、米国におけるサービスサイエンスの現状やマーケティングでの活用例、サービス産業生産性協議会の活動、さらには科学技術振興機構の政策と今後の取り組み、などの話題をもとに広範な意見交換が交わされ、出席者からも活発な質問やコメントの発言がありました。
 今回のこのようなイベントを開催出来る会場は、秋葉原ダイビルのコンベンションホールだけでなく今回の会場である富士ソフトのビルも含め近隣のビル内に数カ所新設されたこともあり、今後はアキバでは、毎日どこかで学術的なコンベンションが開催されているような街になることを予見させるイベントとなりました。

  ▲topへ →アーカイブリストへ戻る