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  第51回アキバテクノクラブ交流会を開催しました
  (共催:秋葉原先端技術実証フィールド推進協議会)


防犯カメラ

■ 秋葉原の防犯カメラ

 秋葉原防犯カメラ管理運用委員会の委員長である河合氏(愛三電機株式会社 常務取締役)より、秋葉原電気街振興会地区と末広町地区の計50台の防犯カメラについて、システム概念図や管理運用規定、秋葉原協定などについてお話しいただきました。
 IPカメラの画像はモバイルルーター等により無線通信にてデータセンターの映像レコーダーに送られ、保管されるシステムになっています。VPNやアクセス制御等プライバシーを考慮した セキュリティの配慮もなされています。
 管理運用委員会のメンバーは、地元の8町会と2振興組合や電気街振興会、秋葉原タウンマネジメント、クロスフィールドマネジメントなど7団体の計15グループによるものです。地元ではカメラの他にも― みんなで協力、 安全・安心、元気なアキバ ―を目指して秋葉原協定も策定し、自主的に管理運用しています。

 会場からも質問が相次ぎ、防犯に対する関心の高さがうかがえました。行政としての千代田区、東京都も協力的に関わり、公道へのカメラの設置期間についても異例の速さで設置が可能となった経緯など、街ぐるみでの取組み姿勢が際立ちました。
 そして、さらに実際にカメラの設置場所でもご説明をいただき、参加者一同の今後の街の歩き方に影響を及ぼしつつ?!次なる会場の旧練成中学校へと向かいました。


(写真をクリックしていただくと会場の様子がご覧いただけます)

3331

■「21世紀型オルタナティブ・アートスペース」誕生

 今回は「秋葉原のまちを知る」企画の一環として、6月26日にグランドオープニング予定の「3331 Arts Chiyoda」(旧練成中学校)を訪問しました。タイトルは「『3331 Arts Chiyoda』〜アーティスト主導・民設民営・領域横断の21世紀型オルタナティブ・アートスペース」。実際に館内を見学しながら中村政人氏(3331統括ディレクター/アーティスト/東京藝術大学准教授)からご説明をいただきました。

 「3331 Arts Chiyoda」は「ちよだアートスクエア構想」の一貫としての活動で、秋葉原の一角にある旧練成中学校を改修した大型アートセンターです。東京と地域、東京と東アジアのハブになることを目指しています。中村氏も立ち上げに携わる合同会社コマンドAは千代田区の公募により選出されました。提案した事業計画と改修計画の評価に加え、運営団体の前進であるアーティスト・イニシアティブ・コマンドNの千代田区における10年を超える活動実績が評価されたものです。

  本施設は廃校のコンバージョン事例としても見所の多い取組みです。建物は練成公園に正面を向けており、アプローチをしたときに巨大で象徴的なクスノキが目に入ります。エントランス横のロビーは全面開放可能な引き違い窓となっていて、デッキ空間から続く公園と連続し、とても開放的で明るい空間で、多目的な使い方が可能です。エントランス正面には大きなギャラリースペース、各階には大小様々なアーティストの活動スペース、ギャラリーが展開しています。ギャラリーの総面積は水戸芸術館と同程度の1000uもあり、充実しています。各テナントのファサードはガラスで半開放されていて、内部の活動自体がプレゼンテーションされています。天井高さもある程度ある中学校の校舎で、学校当時の思い出を適度に残しつつ、これらがアーティストを喚起する創造的空間となっており、学校の空間的特性が十分に活かされた構成となっています。屋上は一坪菜園として公開の予定で、32区画が整備され貸し出されます。アキバで萌えるような赤いトマトを食べてはみませんか?

 『アートを「アート」の世界にとどめるのではなく、皆さんの「技術」によって、「新しいアート」の可能性を引き出していけるのではないか』、という中村氏の熱い思いに共感した参加者も多かったのではないでしょうか。まさにアートもイノベーションの時代?!かもしれませんね。若いアーティストの心の叫びや考え方とコラボレーションして秋葉原の地から新しいアートプロジェクトが生まれることを願っています。

(写真をクリックしていただくと会場の様子がご覧いただけます)

懇親会@3331
■懇親会@3331

 懇親会はエントランスロビーでデッキ側の窓を全面開放して開催されました。夜風を感じながらのビールにおつまみはまた格別です。館内の「とびむしbaiten(バイテン)」で販売されている有機栽培のいなりずしがいつもの万かつサンドに加えて彩りを添えていました。

(写真をクリックしていただくと会場の様子がご覧いただけます)
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