■ 赤羽と蒲田には共通点が
紙面紹介では、北品川、新馬場、羽田、三谷、など等、ありきたりの東京案内誌では取り上げられることの少ない、マニアックなまちのイメージが次々と流れ、ディープな東京に思いが入ってゆきます。
なお、これまで4〜5回の特集を組んでも必ず売り上げのよいまちは、赤羽と蒲田とのこと。東京繁華街エリアの最北端と最南端に位置するこれらのまちには、戦後東京のスッピンな下町として、観光化されていない地元の濃さが残り、来訪者のドキドキ感につながることが多いそうだ。
「住人に焦点を当てた記事は?」という会場からの質問に、埼玉のムックを地元向けとして企画し、地元住民しか知らないような「十万石まんじゅう」を表紙にしたところ、バカ売れしたとのこと。
また、「WEB等の新しいテクノロジーとの関わりは?」という問いかけに、WEBによってマイナーな地域の存在が確認されてから、アナログとしての誌面購入につながる動きも見られ、WEBでは表現されていないような、まちの空気感の演出を心がけているとお伝えいただきました。
懇親会では、なんと、「散歩の達人」創刊号を手にした愛読者と編集者との出会いもあり、まち歩きでの偶然の出会いのように、多くの発見を共有できる時間となりました。
(写真をクリックいただくと懇親会の様子がご覧いただけます) |