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  2015年度第2回アキバテクノクラブオープンセミナーを開催しました
               


講演の様子

2015/5/27 
2015年度第2回アキバテクノクラブオープンセミナー

 
講師:栗山宗大氏
  /脚本家・プロデューサー/ものがたり法人FireWorks   代表取締役副社長

モデレーター:荻野 健一氏
        /デジタルハリウッド大学大学院教授

テーマ:「モノがたりでマチづくり」
    〜地域資源の映像化はヒトづくり〜



■地域資源の映像化はヒトづくり
 

 本年度第2回オープンセミナーは、地域映画製作で沢山の実績と大きな評価を得ているFireWorks(  http://www.fireworks-film.com/)の代表取締役副社長で脚本家の栗山宗大氏に登壇いただき、地域の市民の方々を巻き込んだ映画作りのプロセスとそれぞれのフェーズにおける苦労話などを、制作された映画の一部を上映いただきながら紹介いただきました。

 栗山氏が強調したのは、FireWorksは「地域の映画をつくる」ではなく「地域の人を巻き込んで映画をつくる」ことを業務としており、具体的には市民の方々に映画作りプロジェクトに参加いただき、製作費の調達、市民として後世に伝えたいこと、脚本つくり、出演者募集とオーディション、映画撮影現場サポート、といった様々なフェーズで市民の方々が苦楽を共にすることでお互いの心を繋ぐこと、そしてそれを演出することを会社のミッションとしているとのことであった。ちなみに岐阜県恵那市で6年の歳月をかけて制作された「ふるさとがえり」は、約3万人の市民の1/3がこの映画つくりに関わることで意識が変わり、まさにヒトづくりのミッションを果たすことが出来たと話されました。

 そして現在は静岡県三島市での映画作りを行っており、プロジェクトメンバー募集のために制作された約20分間のショートムービーが上映され、映画の持つ訴求力、「人のこころを動かす力」について解説され、またほんの数日前にCOCO'sに籠って書いた脚本が完成したこと、本年8月から撮影に入ること、多くの市民の方からいろいろな助言をいただいたが最終的に自分自身が全責任をとるという覚悟を決めて脚本が脱稿したこと、などを話されました。



(写真をクリックいただくとご講演の様子がご覧いただけます)

■ 荻野先生とのトークセッションでは・・・・ 

 映像の文化や技術の専門分野とする荻野先生と栗山氏とのトークセッションでは、映画作りにおけるプロフェッショナルとはという話題のなかで、撮影現場における緊張感、それを醸し出すプロの職人気質、下支えの撮影軍団の意識、といった素人には全く見えない世界での苦労話などが披露されました。また栗山氏は、映画の持つ訴求力について「映画の中には、人の人生を大きく変えるであろう“ソウルスイッチ”のようなものが作為的に随所に散らばっていて、それに気が付いてスイッチを押すことで能動的に自分の人生を変えていく人を何人も見てきた」と映画人冥利につきる発言をされ、このセッションをまとめられました。


(写真をクリックいただくとご講演および懇親会の様子がご覧いただけます)

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