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  2016年度第4回アキバテクノクラブオープンセミナーを開催しました
               


映画のシーン

2016/7/21
2016年度第4回アキバテクノクラブオープンセミナー
       
 
「惑う 〜After the Rain〜 」  特別先行試写会       
 

■ 地域資源の映像化への取り組み成果の出来栄えは
 

 本年度第4回オープンセミナーは、昨年度5月に当セミナーで講演いただいた三島を舞台にした映画
       「惑う 〜After the Rain〜 」
が完成ということで、制作会社であるFireWork's (http://www.fireworks-film.com/)プロデューサーの五井渕利明氏にも参加いただき試写会を開催いたしました。

 FireWork'sは「地域の映画をつくる」ではなく「地域の人を巻き込んで映画をつくる」ことを第一義としており、三島市においても行政の協力を得て市民の方々に映画作りプロジェクトに参加いただき、製作費の調達、市民として後世に伝えたいこと、脚本つくり、出演者募集とオーディション、映画撮影現場サポート、といった様々なフェーズで市民の方々が苦楽を共にすることでお互いの心を繋ぐこと、そしてそれを演出することが出来たとのことで、三島市楽寿園の梅御殿・楽寿館を中心にした美しい三島市風景を舞台に、戦後の日本の中激しく変わっていった家族のあり方や女性の生き方を縦糸に、育児や福祉、地域開発と文化、価値観の変遷、などを横糸にして、様々な問題を観る人に問いかける素晴らしい作品となりました。


(写真をクリックいただくと映画のシーンがご覧いただけます)

試写会および懇親会の様子

■   懇親会は全員参加のトークセッション
 
  映画の終了後は参加者全員が、本映画の感想、涙の出たシーン、違和感を感じたシーン、撮影秘話等々、全員参加でいろいろな会話で盛り上がりました 。

 本映画のメインテーマである家族については、娘を嫁に出す気持ちと映画のシーンが重なり合ったとの感想を述べられた方が多く、また三島の風景の中での空の大きさと、自分が子供の頃のふるさとの空との原風景とがダブった方、壁に向かった逆立ち練習や背比べなどのシーンに自分の子供の頃をダブらせた方、などなど映画のシーンを肴にアルコールのピッチもあがりました。

 また違和感のあったシーンとして、葬式でのお母さんへの狼藉問題を挙げられた方がいて、この映画には全く不必要な部分という削除派と、映画のストーリー上での危機感の演出上必要なシーンという容認派に別れ、これまた賛否両論となり楽しい議論が展開されました。

 また撮影秘話としては、この映画がデジタルカメラではなく16ミリの高性能フィルム・カメラで撮影されたものであることが紹介され、アナログならではの映像の特徴などが紹介され、技術的な観点からも本映画の味わい方を知ることとなりました。

(写真をクリックいただくと試写会の様子がご覧いただけます)

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