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  2016年度第9回アキバテクノクラブオープンセミナーを開催しました
               


講演の様子

2017/3/02
2016年度第9回アキバテクノクラブオープンセミナー
       
 
【講師】
加藤 清司 氏 / 株式会社イスラテック代表取締役


    
テーマ:「スタートアップ大国 イスラエルの秘密」
            

 

■ イスラエルは、国全体がシリコンバレー
 

 第9回のオープンセミナーは、「スタートアップ大国 イスラエルの秘密」洋泉社を刊行された著者の加藤清司氏をお招きし、イスラエルのベンチャー企業の現況をお話いただきました。
 イスラエルは人口約850万人、四国位の大きさでしかも半分以上は砂漠、石油などの天然資源はほとんど出ないといった国土であり貿易による外貨獲得は期待できないので、付加価値の高い産業を創出する必要性からハイテク立国を目指すこととなり、ベンチャーキャピタル産業の立ち上がりとグローバル産業の進出とが相次ぐことでハイテク産業の集積とそれを支える環境が整備されて、約6000社のスタートアップのベンチャー企業が密集する、今グローバル企業から熱い視線を集めている地域になったとのことです。
 イスラエルのベンチャーをとりまく最大の特徴は、スタートアップ企業のイグジットがIPOだけでではなくM&Aが大きな比率を占めており、スタートアップ企業の売却により投資家にとっては資金が3年程度の短期間で循環することとなり、起業家にとっても買収した後その企業に留まったりR&D企業に転職したり再度起業したりと様々な選択肢が用意されている点が、中東のシリコンバレーと称される所以であるとのことでした。

 加藤氏は実例として、自動車の自動運転関連で複眼でなく単眼での測定可能なカメラを開発した、アモン・シャシュア氏を紹介しながら、「技術は一人の天才が開発する」ものであり、イスラエルのスタートアップ企業をささえるエコシステムは、学校と軍と移民が人材の供給源となり、人材の好循環が生まれていることが大きいとまとめられました。


(写真をクリックいただくとご講演の様子がご覧いただけます)

交流会の様子

■ 懇親会では全員参加のQ&Aの続きが
 
  講演の後は恒例の懇親会となりましたが、日本とイスラエルのあまりにも大きな格差はいったいなぜ起きているのかという大きなテーマのなかで、様々な質問が飛び出し、参加者全員がイスラエルの現在の状況を認識しながら、時間経過を忘れて議論を続けることとなりました。


(写真をクリックいただくと懇親会の様子がご覧いただけます)

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