2021/5/20
2021年度 第1回アキバテクノクラブオープンセミナー
講師:菊地 映輝氏 /国際大学研究員、一般社団法人メタ観光推進機構理事
テーマ:「広域秋葉原作戦会議は何を目指しているのか」
■ 「広域秋葉原作戦会議」とは何か?
講師の菊地氏は個人的に秋葉原に魅せられて、社会学の理論をベースに秋葉原の魅力を研究しながら、東京文化資源会議の中でいくつかあるプロジェクトの中で「広域秋葉原作戦会議」なるプロジェクトを2017年に庄司昌彦武蔵大学教授らと立ち上げ、その中核メンバーという立場から、その狙いや活動内容をご紹介いただきました。
「広域秋葉原作戦会議」は、秋葉原とその周辺地域を含めた「広域秋葉原」でその地域で働く人、住んでいる人、その地域を愛する人、その地域を研究する人など約40人で構成され、「広域秋葉原」にある多種多様な文化資源を把握するとともに、これからの未来のまちづくりを議論していこうという目的で様々な活動しています。具体的には様々な専門家を集めたアイディアソンの開催、シンポジウム・ラウンドテーブルなどの公開型会議の開催、千代田区都市計画マスタープランへの独自意見・パブリックコメントなどの提出、「広域秋葉原TV放送局」による配信、などの活動を約3か月に一度のペースで実施しています。
そして講師は社会学的な視点から、秋葉原が有する「辻」的性質に着目して、江戸時代から現在まで蓄積してきた文化資源を、これからは「超辻性」というより一段パワーアップした形で、人や物や金や情報が交わる地域として、新しい文化資源の集積地を目指してはと語られました。
(写真をクリックいただくと講演時の資料の一部がご覧いただけます)
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