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2008/6/16
International Symposium on Networked Sensing, Urban Lives, and Human Probes
〔会場:東京電機大学11号館会議室〕


OSOITE(Overlay-network Search Oriented for Information about Town Events) ProjectとCREST、JST (科学技術振興機構、戦略的創造研究推進事業)の主催により、米国、英国、独国、日本の研究者が一同に会し、ネットワークセンシング技術と都市生活に関わるシンポジウムが開催されました。特に、人にセンサーを取り付けて都市内を動き回る中から様々な情報を集める、Human Probes(人間探触子)の可能性について、最先端の研究成果が発表されました。(左の図は、東京電機大学未来科学部戸辺教授の発表による、傘の開閉で雨天の分布を把握するシステム図です)

東京大学の羽藤准教授からは、GPSセンサーを人が身につけ都市内を移動する様をリアルタイムに把握することでミクロレベルの交通調査に反映する、Probe Personについての紹介をいただきました。また、米国インテル研究所のPaulos博士からは、大気汚染のモニタリングを市民の参加で行う、Citizen Scientistの活動を紹介いただきました。この他にも、米国マイクロソフト研究所のZhao博士によるWorld Wide Sensor Web、英国ランカスター大学のHazas博士によるWireless Technologies for Urban Lives、独国ブランシュワイグ工科大学のBeigl教授によるUbicomp Technologies for Urban Lives等、世界各国での取り組みも紹介されました。ネットワークセンシングを活用し、環境問題等の課題解決に市民のパワーで立ち向かう可能性を感じることのできた、刺激的なシンポジウムとなりました。

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