2008/6/30 第4回筑波大学産学連携交流会
in 東京
秋葉原ダイビル14Fの筑波大学産学リエゾン共同研究センターと、筑波大学産学連携会と共同で研究シーズ発表会が開催されました。今回のテーマは「環境・エネルギー問題への提言」です。
「エネルギー資源・環境問題と技術選択」(システム情報工学研究科 内山教授)では、太陽光発電や廃棄物発電、バイオマスなど再生可能な新エネルギーの特徴について、化石燃料や原子力に対して、資源量は豊富だが、コスト高で、季節や地域により供給変動があるとのこと。世界の新エネルギー導入状況はスウェーデン、ラトビア、オーストリア、フィンランドが圧倒的に多く、日本の5倍程度となっている様です。いずれにしても省エネルギーへの努力は必要なのでしょうね…。
また、「低酸素の都市・交通をめざして」(システム情報工学研究科 石田教授)では、ECOドライブなどのエネルギーの効率的利用や公共交通を利用するなど効率的交通についてのお話を伺いました。自動車の燃費消費量走行実験結果では、都市部では10%以上の削減率となり、やはりECOドライブの効果は大きいとのことです。5秒以上停まる場合はアイドリングストップした方がいいそうです!ガソリン価格高騰の中、根拠のあるうれしい情報ですね。
モビリティ・マネジメント(MM)としては、移動手段として過度な自動車利用から公共交通・自転車等を適切に利用する方向への自発的な変化を目指した交通施策を定義づけているが、国内の試行例は規模が小さく効果が見えにくいので、大規模化と予算確保が課題の様です。まずは個人の意識が大事なことを実感しました。
(写真をクリック頂くと会場の様子がご覧いただけます)
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