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パネルセッション

2008/12/4  
「環境とものづくり」技術交流フェア
〜地域連携による新たな産業創出を目指して〜

〔会場:秋葉原ダイビル5Fカンファレンスフロア


主催:独立行政法人 産業技術総合研究所 
共催:産学技術連携推進会議 東北地域部会・関東甲信越静    地域部会、グリーンプロセスインキュベーションコンソーシアム(GIC)
後援:
東北経済産業局、関東経済産業局

■ いろいろな技術が集結!


 今回のフェアは、産業集積度の高い関東地域と今後の発展が期待される東北地域と、研究や技術の情報交流や、企業との共同開発成果の紹介などを行い、技術移転や事業化の促進、販路開拓など新たな連携を目指して開催されました。
 ダイビル5階の会場には所狭しとパネルが並べられ、環境・リサイクル技術や、新プロセス技術、新材料技術、計測・評価技術等の様々な分野の技術紹介が行われました。
 たとえば、新プロセス技術分野の中で、「カットりんごの長期鮮度保持技術に関する研究」では、2週間経っても茶色くならずに鮮度や食感を維持した製造技術が発表され、すでに「りんご de チュ」というネーミングで商品化され展示されていました。 早速試食してみると、確かにおいしさそのまま!この生活に密着した技術の秘密は、りんごに含まれる数種の成分を補強する技術と充填包装技術の組合せとのこと。りんごの他にもいろいろ期待したいですね。
 また、計測・評価技術の中には、「カロリーアンサー」という名の電子レンジの様な計測器がありました。これは、近赤外線を利用した光センシング技術によって、物質に含まれる成分を特定できるそうで、食材のカロリーだけでなく、調理後のお料理の状態でもカロリー算出ができるそうです。メタボリック症候群の方にはなんとも嬉しい技術かもしれません!

(写真をクリックいただくとその他のパネル展示等の様子がご覧いただけます)

■ 交流会も多くの人材が集結!

 技術交流フェアの締めくくりは、交流ゾーンでの大交流会でした。約80名の方々で大賑わいでしたが、あちらこちらで交流の輪ができ、産学連携の日本酒を試飲されながら、ポスターセッションの続きの様にまだまだ熱く議論が続いてらっしゃいました。
 まだまだご紹介しきれない技術が多く、「ナガイモのインフルエンザ予防機能成分の特定と加工食品化に関する研究」などもこの時期特に気になりましたが、産総研と明治大学発ベンチャーというアキバテクノクラブメンバー同士の技術開発もありました。
  「センサーネットワークノードを活用した広域実環境計測システム」で、実際に品川区の小中学校の屋上に中継器を設置し、百葉箱に温度センサ月微弱無線型ネットワークノードを設置し、品川区の広範囲の温度計測を行うことで、ヒートアイランドの影響を計測するシステムとして実証試験を行っているそうです。研究技術がより生活に密着して個人レベルでも関わってくるとより技術の進歩を実感致しますね。今後も素晴らしい技術の交流フェアで新しい技術の出会いに期待が膨らみます。

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