■ 具体的なプロジェクト
『インタラクティブ広告システムの改良試作と評価』
これは、「本をめくる」という日常的に行う行為を利用したもので、ディスプレイの前を人が通ると、それを検知して画面上の本が数枚めくれる。画面の前に置かれた本(オブジェクト)をめくると、画面上の本もめくれるという仕組み。
めくったページからは広告がでてきて、オブジェクトの本を閉じると検索画面に映り、画面のタッチパネルで検索したものを選ぶと、またオブジェクトの本を開くことにより内容を見ることができるというもの。
将来的に普及が予想されるインタラクティブ性を伴った広告媒体を試作されたとのことで、昨年からのプロジェクトで残された課題や問題点をきちんと改善しているそうです。
継続して洗練されたプロジェクトの実用化が楽しみですね。
『モノを動かすソフトウェア-組み込みシステム開発技術の習得と応用』
組み込みシステムでは、パソコンでの直接制御を行わずに、機器の内部にマイクロコンピューター(マイコン)という処理装置を搭載したボードを組み込みマイコンに機器の制御などを行わせるとのことで、身近なところでは、グラフィックプロセッサやCPUなどが組み込まれているカーナビや液晶ディスプレイやCPU、ベースバンドLSIなどが組み込まれている携帯などがあります。
今回は、組み込みシステムをテーマに、ロボットの開発を簡単に行うためのの開発と、ドライバーの支援を目的とした画像処理による車型模型の制御という2つの課題に挑戦したそうです。
こうした研究開発が世の中を便利にしてくれるのですね。
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