■地球環境研究センター
空気中に出された二酸化炭素は海や、陸上の植物に吸収され、あとは空気中に残ることがわかっています。陸や海で吸収される二酸化炭素が、気候や、海域、植物の種類によって二酸化炭素の吸収能力にどれだけ変化があるのかを「観測」・「解析」するために国立環境研究所では様々な地域からデータを集めているのだそうです。
その手段の一つとして、二酸化炭素濃度を採集・観測できる機器を開発し、企業の協力を得て民間機に搭載。様々な高度・空域・季節のデータを収集しており、海についても、同様に様々な海域のデータを、民間の船舶会社の協力を得て収集しています。これらのデータを用いて、二酸化炭素の広域の分布状況の解析に力を注いでいるとのコトでした。
今後、地球温暖化対策のためにも、適切なデータに基づく予測は欠かせません。あなたの乗った飛行機や船舶が、二酸化炭素のデータ収集に一役かっているかもしれませんね。
(写真をクリックいただくとパネル展示の様子がご覧いただけます)
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