2009/5/9〜10 神田神社 神田祭
■ 神田祭 神幸祭・附祭り
日本三大祭りの一つとして神田祭は、「江戸文化の継承」「新しい祭礼文化の創造」「地域社会の安寧と活性化」の三つの理念をもとに、今年は本祭として5月7日(木)の鳳輦・神輿遷座祭に始まり、5月15日(金)の例大祭まで6日間に亘り神事が行われました。
5月9日(土)の神幸祭は、三基の鳳輦・神輿(ほうれんみこし)に神を祀り、絢爛豪華な祭禮行列が神田、秋葉原、日本橋、大手・丸の内の約30kmの道のりを1日がかりで巡行しました。
鳳輦・神輿とは、三柱の御神霊(大国様、恵比寿様、将門様)の御乗物で、この行列には途中、附け祭も加わり、さらに賑やかになります。
附け祭は、江戸時代最も人気があり、曵き物あり、仮装行列あり、踊り屋台ありと延々と続く「物語」の行列で、現代の神田祭でも様々な曵き物などが話題となっています。
今年は、前回に引き続き「大江山凱陣」(アキバテクノクラブ「2009」で3月に登場いただいた鬼首の曵き物です!)や「大鯰と要石」さらに勇壮な「相馬野馬追騎馬武者」(平将門公がはじめた軍事訓練「野馬追い」はご子孫の相馬氏により今も伝えられているものです)が登場しました。
また東京藝術大学製作の「大天狗」と「像」も参列しました。「大天狗」は神聖な山々からおりたった天狗が自然の大切さを訴えるというのがテーマだそうです。
獅子がお祓いして歩く「門付け」という神事芸能にはじまり、曲芸へと変化した太神楽も加わり、神田や日本橋の小学生も参加して、とても賑やかな附け祭となりました。
(写真をクリックいただくと附け祭の様子がご覧いただけます)
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