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2009/7/28 東京電機大学
        「都市のセンシング&可視化」シンポジウム

主催:(独)科学技術振興機構 CREST・OSOITEプロジェクト

会場:秋葉原ダイビル5階 5B会議室

 
■ 協働に向けたICTの活用が不可欠
  

 ダイナミックにうごめく都市の様相を、ICT(情報通信技術)を活用しつつ捉え、わかりやすく表現する試みについて、技術的見地のみならず、社会的な意義についても考察する本シンポジウム。
  はじめにICTを活用したまちづくりで話題の三鷹市より清原市長をお招きし、お話をいただきました。誰でも・いつでも・どこでも、自らを向上しようとする市民をサポートするICT活用型のまちづくりを、民・学・産・公の「協働」で達成する意義と課題について、様々な活用事例と共に紹介いただきました。
  こうした取り組みが高く評価され、国際機関WTA(世界テレポート連合)より、2005年インテリジェント・コミュニティ・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。三鷹市は世界で最も秀逸にICTを協働のまちづくりに活用している地域であると表彰されたのです。


シンポジウム

■ 都市の様相を表現する最先端技術やいかに

 清原市長より、ICT活用型まちづくりへの提言を是非、という技術者への期待をいただき、いよいよ技術者の出番です。
  はじめに、東京電機大学未来科学部の戸辺教授より、「センシングで街を見る」技術的な取り組みとして、街を舞台に展開する面白さと難しさをわかりやすく説明いただきました。
  次に、同大学の高橋教授からは、コンピュータグラフィクスで街を見る試みを、小坂教授からは音で街を見る試みを紹介いただくと共に、中央大学理工学部の梅田教授からは、ステレオカメラを活用した人流把握の成果をお伝えいただきました。
 更に、アキバテクノクラブ事務局の森と東京大学生産技術研究所の岩井助教からは、昨年度にアキバを舞台に行った実証実験である街インディケータの試みを中心に、都市活動の指標化の様々な事例が紹介されました。

(写真をクリックいただくとシンポジウムの様子がご覧いただけます)

デモ&懇親会

■ デモで更にわかりやすく

 会場の後方には、講演で紹介された研究のデモが繰り広げられ、センサー・音・グラフィックス画面等を囲んで、皆興味深々の様子。実際に目で、耳で、手を動かして確かめてみると、講演の内容がよくわかります。こうして、1時間以上にわたり話の輪が絶える事はありませんでした。
 その後、場所を移して懇親会へ。センシング技術コミュニティーの熱い議論は、ここでも更に盛り上がります。この活力で、日本のセンシング技術をこれからも大いにひっぱってゆきたいものです。

(写真をクリックいただくデモや懇親会の様子がご覧いただけます)

 
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