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2009/7/29 産業技術総合研究所
        平成21年度第1回AISTスタートアップスクラブ

会場:秋葉原ダイビル11階 大会議室

 
■ AISTスタートアップスクラブが開催されました
  

 7月29日に秋葉原ダイビル11階の産総研秋葉原事務所の大会議室において、産総研ベンチャー開発センター主催による本年度第1回のAISTスタートアップスクラブが開催されました。
  産総研ベンチャー開発センター長河野満男氏の開会の辞に始まり、株式会社TUNAMIネットワークパートナーズ代表取締役社長呉雅俊氏による特別講演、IPトレーディング・ジャパン株式会社取締役清松久典氏による講演、産総研技術移転ベンチャーを代表して株式会社サイトパスファインダーと株式会社アルネアラボラトリの2社から社業の近況が紹介されました。

■ 講演内容は最新情報が満載

 株式会社TUNAMIネットワークパートナーズの呉社長は、東証マザーズなどの新規公開マーケット創設時から自身のIPO経験を生かしてベンチャーキャピタリストとして活躍され、具体的に東証マザースの最近の状況を例にあげ、ベンチャー企業を取り巻く環境が極めて厳しいことを強調されました。また産総研発ベンチャーのほとんどが、開発された技術に依存したテクノロジーベンチャーであることを挙げ、バイオ系ベンチャー経営の難しさと比較しながら問題点を指摘されました。
またIPトレーディング・ジャパン株式会社の清松取締役は、「研究開発型ベンチャーの知財戦略」と題した講演のなかで、呉社長同様に産総研発ベンチャーのほとんどが研究開発型であることに着目して、技術がいかに優れていてもそれだけでは事業は成功せず、自社がどこで勝つのかを明確にし、長期・中期・短期でロードマップを構築することが大切であると述べられました。



■ 懇親会は熱い議論が

 産総研発のテクノロジーベンチャーはすでに99社が誕生しているとのことで、今回は株式会社サイトパスファインダーと株式会社アルネアラボラトリの2社から社業の近況が紹介されました。出席者は産総研発ベンチャーの方々がほとんどで、さながら同窓会のような雰囲気で活発な意見交換が続くまま会場を5階に移して懇親会へと続いていきました。参加者の社業は異なるもののベンチャー創業者としての悩みは同じということで、技術だけでなく経営全般まで議論の幅は大きく、ベンチャー開発センターベンチャー支援室から「成果移転対価としての株式等の取得の制度化」についての発表もあり、皆さん時間を忘れて情報交換をされていました。

 
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