2010/1/27 株式会社アキブネットワークス
プライベートセミナー
〜超高速ネットワーク「Bonet」のご紹介〜
■ 製品発表会が開催されました
平成22年1月27日午後1時30分から、秋葉原ダイビル5階のカンファレンスフロアにおいて、アキバテクノクラブのメンバーであり、6階に入居中のアキブネットワークス(代表取締役:村口和孝、メンバーであるNTVP出資のベンチャー企業)が、新製品であるBonetスイッチとBonetコアルータおよび周辺機器の発表を行いました。
これらの製品は昨年度のInteropで特別賞を受賞したもので、アキブネットワークスが開発した独自のネットワーク・プロトコルであるBonet技術をコアとして、最大80Gbpsの高速通信を実現するスイッチとコアルータとのことで、従来のイーサネットと比較すると物理層とデータリンク層の考え方を全く変えることで通信の高速化を実現しつつ、ネットワーク層より上のレイアを変えないことで従来から活用しているWebや各種アプリケーションについては、まったく手を加える必要がないという特長を持つすぐれモノ。しかも開発の中核を担う技術者は日本人と中国人、研究開発拠点は台湾、ソフトウエア開発拠点は米国シリコンバレー、製造拠点は台湾、販売地域は中国、米国、日本とまさにグローバルそのもの。そしてQ&Aでも技術者同士の活発な質疑応答と議論が繰り広げられ、極めて質の高い製品発表会となりました。
従来インターネットを中心とした情報通信分野の技術は、ほとんどが米国企業やベンチャーに独占されていて日本の通信メーカが誇っていたアナログ系の情報通信技術の開発技術や製造技術さらに海外での納入実績の多くが駆逐されてしまった現状の中で、このような製品が日本人の中から生まれ海外の英知も集めて製品化まで到達し、アキバで製品情報が世界に発信されたということは、まさに秋葉原の地を再開発し産学連携の名のもとに様々なメンバーの努力が結実したものと言えるでしょう。
21世紀の日本のものづくりは、こんな形で推進されるかもしれないと感じる発表会であった、「フレー!フレー!アキバ発の情報通信分野の製品群」
なお、今後ともNTVP(日本テクノロジーベンチャーパートナーズ)とは、ベンチャー関連の情報交換を行うとともに、ベンチャー企業とアキバテクノクラブメンバー等との連携支援を視野に入れながら、交流を続ける予定です。
(写真をクリックいただくと、発表会の様子がご覧いただけます)
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