今年は14のプロジェクトが展示会場で発表されました。プロジェクトの内容も多岐にわたり、小学生向け教材の開発から、函館の観光に役立つ企画、学内環境の改善のためのプロジェクトなど、地域や企業と連携したプロジェクトも見られました。このプロジェクトに取り組むのは、大学3年生。皆さん、自分たちの取り組んできた課題について、一人でも多くの方にアピールしようと、パネルや展示物の前に立ち止まる来場者に声をかけ、熱心に説明をしていました。
<学内音響環境の改善の為の音響設計>
はこだて未来大学の校舎は開放的かつガラス張りのモダンなデザインです。このため、反響音が激しく、これを軽減するための吸音装置の設計がこのプロジェクトの課題です。
この反響音をいかに吸収するか、様々なシュミレーションを行いたどり着いたのが今回の吸音装置の形状だそうです。まだパソコン上での設計の段階なのだそうで、次の3年生には実際に装置を制作し、シュミレーションと実際の違いを実験してもらいたいと担当の学生は述べていました。
<はこだての人にもっとロボットに親しんでもらおうプロジェクト>
会場で一番目立つ展示物だったのではないでしょうか?
こちらのプロジェクトは地元函館の名物「イカ」をデザインしたロボットを製作し、地元のイベントで人々にロボットに親しんでもらおうというプロジェクトです。移動だけでなく、「イカ踊り」もする愛らしいロボットは地元の方にも喜ばれることでしょう。こちらのプロジェクトは継続プロジェクトのようで、年々「イカ」ロボットが洗練されていくことでしょう。
(写真をクリックいただくと、発表の様子がご覧いただけます)
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