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報告会

2010/2/22 産業技術総合研究所 
第6回タスクフォース成果報告会

主催:独立行政法人産業技術総合研究所
     ベンチャー開発センター
〔会場:秋葉原ダイビル5F カンファレンスフロア〕


 
■ 成果報告会
  

 2月22日13時から秋葉原ダイビル5階のカンファレンスフロアにおいて、産業技術総合研究所ベンチャー開発センター主催の第6回タスクフォース成果報告会が開催されました。従来から産総研では、研究開発の成果を事業化するために、スタートアップ開発戦略タスクフォース称する開発者を中心とした専門家による少数精鋭のチームを編成し、事業化の推進とベンチャー企業の創出を実践してきたとのことで、今回の報告会では、すでにベンチャー創出したタスクフォースや創出を控えているタスクフォースの活動予定やビジネスプランなどが報告され、産学連携コーディネータやVC関係者、企業の研究開発者などで賑わいました。

ベンチャー創出を控えている古原・斎藤タスクフォースからは、「情報漏えいやフィッシング詐欺などに耐性のある認証/ID連携およびオンライン分散データ管理システム」についての開発成果が発表され、ますます進展するネット社会の中でいかにして個人資産や重要データを保護していくかということで、オンラインでのパスワード推定を困難とする新技術の成果と応用事例が紹介されました。今後はハードメーカ、システムインテグレータ、サービスプロバイダーなどに営業をしていくとのことでしたが、まさに国際競争の激戦区への船出でしょうから「日の丸ソフト技術」としての健闘を期待したいものです。

(写真をクリックいただくと成果報告の様子がご覧いただけます)

パネル展示

■ パネル展示

 その他、ベンチャー創出を控えているタスクフォースからは、低価格で小型の水素精製装置の開発や、情報の暗号化に必要な乱数について、磁気抵抗素子を用いた高速物理乱数発生器の商用化を目指しているものや、携帯電話機能を用いた精神的疲労の測定技術の開発、サービスロボットの安全を保証するD3プラットフォームの開発 (詳細は、国際ロボット展の取材記事をご参照ください   http://www.akiba-sangaku.jp/activities/archives/200911.html)など、今後のベンチャー起業化が期待されます。また、すでに起業し、販売を開始している(株)イーディーピーは、気相合成法によるダイヤモンド単結晶の製造技術を活かし、工具素材や研究用基板単結晶の販売を行っています。そして、技術移転ベンチャーとしては、会社設立5年のシナジーメディア(株)が、汎用ソフトウェア技術「ワンパケットテクノロジー」をベースに、PASMOやSuicaをマーケティングや地域の活性化のツールとして、サービスビジネスを行っています。
 成果報告会場の隣には、パネル展示があり、実際に技術開発の詳細を拝見できます。休説憩時間には、熱心に説明に聞き入る人々で賑わいました。

(写真をクリックいただくと、パネル展示の様子がご覧いただけます)

懇親会

■ 懇親会

 ベンチャーへの道のりは遠く、すぐに技術開発が事業化されるものではないが、ベンチャー開発センターでは、引き続きタスクフォース活動と産総研技術移転ベンチャーの支援を推進していきたいと決意表明された河野センター長の乾杯で、懇親会がスタートしました。みなさん、名刺交換しながらも、成果報告会の続きで質疑応答する場面もあり、賑やかで有意義な情報交換をされた様でした。

(写真をクリックいただくと懇親会の様子がご覧いただけます)

 
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