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講演会の様子

2010/11/2 
筑波大学

筑波大学 産学連携会 ニーズ・シーズ情報交換会


日時: 2010年11月2日(火) 
会場: 筑波大学法科大学院 講義室3 (秋葉原ダイビル14F)
 
 11月2日、秋葉原ダイビル14階、筑波大学法科大学院にて、「筑波大学産学連携会 ニーズ・シーズ情報交換会が行われました。
 本会は筑波大学産学連携会会員と筑波大学関係者との情報交換と産学連携推進諸活動の推進に寄与することを目的に毎年開催されています。

 今回は、筑波大学の誇る陽子線治療をテーマに、企業ニーズ報告として、日立製作所中央研究所ライフサイエンス研究センターの越智久晃主管研究員から「日立における最先端技術の医学利用」と題し、分子MRIやPETなどの分子イメージ機器開発の現状と今後の課題について報告がありました。
 分子イメージ機器の開発では特に医療現場と、薬学・工学分野の研究者や企業が、密に連携をとりながら開発を進めていくことが重要であることや分子イメージング技術の実現によって、早期診断・早期治療や、がんの場所や進行具合を確実に捉えその人に合った医療が可能になることなど興味深く伺いました。
 また、後半には筑波大学シーズ報告として筑波大学大学院人間総合科学研究科 陽子線医学利用研究センター長 櫻井英幸教授から、「筑波大学における陽子線治療」と題しての報告と、筑波大学大学院人間総合科学研究科 榮武二教授による、「陽子線治療システムの現状」と題する報告がありました。
 陽子線治療の現状と今後の課題についての実例を交えたお話に会場に集まった方たちも熱心に耳を傾けていました。放射線関連の研究施設、メーカー、研究者が集積する『筑波』での「がん治療」研究への期待が高まる報告会でした。


(写真をクリックいただくと研究会の様子がご覧いただけます)

 
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