2012/6/26 デジタルハリウッド大学院
日時:2012年6月26日(火) 16:00〜19:00
会場:墨田区観光協会〜牛嶋神社
JTB『怪談の夕べ』プレス公演
■妖怪まち歩きアプリケーションお披露目
6月26日、JTB「怪談の夕べ」プレス公演が行われた。
昨年から始まったこの「怪談の夕べ」、今年は昨年好評だった『怪談』に加えスマートフォンを使って墨田区の妖怪話にまつわるスポットをゲーム感覚でめぐるツアーも行われることとなった。
スマートフォンを使ったまち歩きツアーは、昨年アキバテクノクラブも参加して行われた「東京まち歩き研究会」の成果である「まち歩きアプリケーション」を実地に応用したものである。
このアプリケーションはデジタルハリウッド大学院にて開発し、その特徴は@デフォルメされた観光用の地図や古地図など正確な縮尺でない地図でも使えること。AAR技術を使い、さまざまな場所をアクションを起こすポイントにできること、Bプラットフォームとしての利用を考えたアプリケーションなので今回の墨田区のまち歩きだけでなく、あらゆる地域での利用が可能であることがあげられる。
当日は天候にも恵まれ、東京スカイツリーのおひざ元をスマートフォン片手に廻ることとなった。ダウンロードされた妖怪まち歩きのアプリをクリックすると、古地図が現れ、アプリケーションが示す矢印方向にまち歩きを開始。古地図上に幽霊が現れ、花魁言葉で出すヒントをもとにポイントを探す。ポイント地点で指定の建物や表示にスマートフォンをかざすと、その場所にちなんだ妖怪話が聞ける。妖怪話を楽しみつつ「まち」を回遊して目的地「牛嶋神社」に到着した。
牛嶋神社本殿では、生の三味線演奏にのせ、怪談話が語られ、涼しさと江戸情緒をたっぷり味わうことができた。
スマートフォンを使った「まち歩きアプリケーション」は様々な地域の埋もれていた文化財や民話を現代によみがえらせるとともに、流行の観光スポットとは違ったディープな場所へ人々を誘い、まちを回遊してもらうツールとして今後が期待される。
(写真をクリックして頂くと「まち歩き&怪談」の様子がご覧いただけます)
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