2012/9/6 公立はこだて未来大学 記者会見
日時:2012年9月6日(木) 14:00〜15:00
会場:秋葉原ダイビル5F カンファレンスフロア
星新一作品を基盤にした人工知能による
文芸創作研究
「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」の
開始について
■星新一ワールドをコンピューターで!
9月6日14時から、大変興味深くアキバらしい記者会見が行われました。
発表者は、産学交流ゾーンに著書「コンピュータ将棋の進歩 〜アマ4段を超える」を寄贈いただいた公立はこだて未来大学複雑系知能学科の松原仁教授と、日本SF作家クラブ第16代会長で「パラサイト・イブ」の著者で薬学博士でもある瀬名秀明氏のお二人。
発表内容はプロジェクト名「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」ということで、日本のショートショートの神様である星新一氏の作品約1000作をコンピュータで解析することで、全体の長さ、文の数、単語間の距離、プロットなどと全体の作風などを学習させ、コンピュータに星新一風のショートショートを新たに創作させようというものです。
発表者の松原教授と瀬名先生は、コンピュータにクリエイティブ能力を持たせることで、人間の定石・知識を超えたところで新しい創造が生まれるのではないか、そして星新一ワールドがいかに素晴らしいかを証明していきたいと力説されました。
このプロジェクトは5年間を目標として、当初は大学内の特別研究費でスタートし、外部予算の獲得を目指していき、コンピュータに感性を扱わせるという人工知能のチャレンジに貢献するとともに、独創性とは何かについても何らかの知見が得られることを期待しているとのことでした。
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