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ご講演

2016/2/9 つくば市産学連携イベント
   
「第9回つくば産産学連携促進市 in アキバ」

日時:2016年2月9日(火) 13:00〜17:30
会場:秋葉原コンベンションホール(秋葉原ダイビル2F)


■つくば発食農!
   

 今年で9回目となる産産学促進市は、農研機構 中野上席研究員による基調講演と筑波大学礒田教授による研究事例発表が行われ、展示ゾーンと共に今年も大勢の来訪者で賑わいました。

 「植物工場による食の魅力の創造と発信」と題した基調講演では、農研機構におけるつくば発食農イノベーション戦略が語られました。ハウスの野菜生産は、作付面積は農耕地の1.3%に過ぎないが、生産額は13%を占めるそうで、集約農業の代名詞となっています。今後は、トマト、キュウリ、パプリカのいろいろな特性をもつ品種について、養液栽培での生産性の実証を行い、また低炭素型のユビキタス環境制御システムを導入して、 省エネを図りつつ、自動搬送システムなど作業の合理化も追求していく計画で、実証拠点としてのつくば植物工場に期待がかかります。

 「地域食資源の機能性研究」と題した研究事例発表では、33種類のバイオアッセイ(生物検定)システムにて、安全性やヒトへの有効性などを確認して先制医療への展開を図ることが説明されました。このシステムは、神経機能調節、がん抑制、免疫機能調節、生活習慣病予防、代謝調節などの食資源機能性探索評価のシステムで臨床試験を経て、医療分野への貢献とともに、機能性食品としてつくば・茨城の食資源のブランド化も目指しています。ちなみに、こんにゃくの主要成分であるグルコマンナンは、血糖値低下と血中コレステロール低下の効果が報告されていて、実は群馬県産よりも茨城県産のこんにゃくにグルコマンナンが多く含まれているそうです。

 来年もまた最先端研究の成果発表や最新技術の紹介に期待したいと思います。

(写真をクリックいただくと、ご講演の様子をご覧いただけます。)



展示ゾーンおよび懇親会

■  技術が集約された展示ゾーン
 
 今年もつくばゆかりの企業12社と大学・研究機関4団体と東京都や荒川区など産業支援・関連団体の13団体が展示ゾーンに集結しました。マルハニチロやニッスイの機能性食品は血液サラサラ効果で中性脂肪が気になる方にオススメです。青山とつくばにショップがあるモーハウスは、「授乳服から始まる自由」をスローガンに「子なれた」社会の実現を目指しています。また野菜の栄養をそのままに無添加にこだわった冷凍ジュースのベルファームでは、お試しセットを¥1,080で販売しているそうなので、試してみたいところです。 理化学研究所のバイオリソースセンターでは、研究に使われる実験動物や植物、細胞や遺伝子や微生物などの「バイオリソース」を生物資源として、新たな研究に活用しようとしています。  懇親会場では、出展者や来訪者による交流で大いに盛り上がり、産学連携の大吟醸も振舞われました。

(写真をクリックいただく展示ゾーンおよび懇親会の様子がご覧いただけます)

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