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  第13回ATCコミュニケーションセミナーを開催しました


未踏関連

■ 目指せ!スーパークリエーター

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)との共催の形で開催された今回は、IPAによる「未踏IT人材発掘・育成事業」への応募希望者を中心に、未踏事業の魅力を遍くアピールする格好の機会となりました。はじめに、IPA理事の仲田雄作氏及びソフトウェア開発グループリーダーの神島万喜也氏より未踏事業の概要説明をいただいた後、当事業の設立当初よりプロジェクトマネージャー(PM)として事業の発展に多大な貢献をされている東京大学名誉教授の竹内郁雄氏より、「未踏10年の歩みと成果、そして将来」と題し、未踏事業の多難な道のりをユーモアたっぷりに紹介いただきました。PCソフト輸入額の推移が約2500億円(1994年)から約9000億円(2000年)へと伸長する一方、同輸出額はこれと比較しゼロに等しい状態に危機感を募らせたことを発端に、世界で通用する「尖がった」プログラマーの育成を目的に2000年よりスタートした当事業は、以降10年間の活動を通じて約200人のスーパークリエーターを輩出してきました。PM個人の裁量により、鬼才・奇才・異才を発掘、育成することが特徴の当事業には、「捨てるな、拾え。潰すな、伸ばせ。」という愛情あふれた精神が流れています。

(写真をクリックしていただくと会場の様子がご覧いただけます)

特別講演会

■ 未踏から世界に羽ばたけ!

 次は、未踏を舞台に育ててきた者、未踏を契機に世界へ羽ばたいた者の視点から、世界で戦うことの厳しさと素晴らしさを紹介するコーナーです。はじめに、現PMでグーグル潟vロダクトマーケティングマネージャーの藤井彰人氏より、どんな方に応募してほしいかという視点で、未踏事業で生まれたユニークなソフトを紹介いただきました。染色模様シミュレーターや、携帯動画に「ゴスロリ」系装飾を自動発生させるソフト等、なるほど、これはやりたいことが明確な「こだわり」人材が求められていることがよくわかります。元PMで同じくグーグル鰍ノてソフトウェアエンジニアの鵜飼文敏氏からは、WEBアプリ開発の最前線で活躍されている技術者の視点から、世界レベルのサービスを生み出すハードルの厳しさをお伝えいただきました。より便利なWEB環境構築のポイントは「スピード」と「スケーラビリティー(アクセス数やデータ量が増大しても処理速度が遅くならないこと)」で、これらを満たしたグーグル鰍ノよるブラウザ、「Chrome」を紹介いただきました。更に、未踏スーパークリエータ(2004年度上期)で世界へと見事に羽ばたかれた、Lunascape椛纒\取締役社長CEOの近藤秀和氏より、世界190カ国で好評を博している国産ブラウザ、「Lunascape」の素晴らしさと「Chrome」との差異などを紹介いただき、ブラウザ合戦の様相が濃厚になるとともに、未踏で採択されるコツについても伝授いただきました。やりたいことがはっきりしている、技術的裏付けがある、説得力がある、挑戦的である、未踏である、ことがポイントとのことで採択された先輩からの価値ある情報でした。最後に、起業で成功するには、大きな夢を持ち、好きな事を楽しむことが何より大切であることを熱く語っていただきました。

(写真をクリックしていただくと特別講演会の様子がご覧いただけます)

懇親会
■シリコンバレーのように

 シリコンバレーで次々と世を牽引する企業が生まれる背景に、偶発的かつインフォーマルな出会いの場の遍在が大きな要因となっているようです。ここ秋葉原でも、そんな出会いが生まれるようにと、アキバテクノクラブ交流会後の「懇親会」には、そんな思いが込められ、定番の万かつサンドとともに今晩も開催されました。世界を驚かすような、誰も創造したことのない凄いソフトを世に出したい。そんな熱い思いが充満した産学交流ゾーンでは、また新たな出会いが百花繚乱に咲く夜となりました。最後に、竹内シニアPMによる、「日本二本締め」は、両手でハートを描いて、下でパン、パン。これは新しい。これからも、懇親会改め、「サロン・ド・NUE(竹内先生のまたの名?)」として継続的な開催を約束しての閉会となりました。

(写真をクリックしていただくと懇親会の様子がご覧いただけます)
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