■ 目指せ!スーパークリエーター
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)との共催の形で開催された今回は、IPAによる「未踏IT人材発掘・育成事業」への応募希望者を中心に、未踏事業の魅力を遍くアピールする格好の機会となりました。はじめに、IPA理事の仲田雄作氏及びソフトウェア開発グループリーダーの神島万喜也氏より未踏事業の概要説明をいただいた後、当事業の設立当初よりプロジェクトマネージャー(PM)として事業の発展に多大な貢献をされている東京大学名誉教授の竹内郁雄氏より、「未踏10年の歩みと成果、そして将来」と題し、未踏事業の多難な道のりをユーモアたっぷりに紹介いただきました。PCソフト輸入額の推移が約2500億円(1994年)から約9000億円(2000年)へと伸長する一方、同輸出額はこれと比較しゼロに等しい状態に危機感を募らせたことを発端に、世界で通用する「尖がった」プログラマーの育成を目的に2000年よりスタートした当事業は、以降10年間の活動を通じて約200人のスーパークリエーターを輩出してきました。PM個人の裁量により、鬼才・奇才・異才を発掘、育成することが特徴の当事業には、「捨てるな、拾え。潰すな、伸ばせ。」という愛情あふれた精神が流れています。
(写真をクリックしていただくと会場の様子がご覧いただけます)
|