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  2013年度第7回アキバテクノクラブオープンセミナーを開催しました
       (共催:情報処理推進機構)        


ご講演

2013/11/13 
2013年度第7回アキバテクノクラブオープンセミナー
        (未踏交流会 拡大版)
 
 講師:園山隆輔氏(T-D-F代表)、
 梶田秀司氏(産業技術総合研究所 主任研究員)
 吉崎航氏(日本ヒューマノイドロボット研究会代表)
 石黒浩氏(大阪大学大学院 教授)

 モデレータ:田口潤氏
  (インプレスビジネスメディア取締役 ITLeaders編集主幹)
 モデレータ:羽田卓生氏
  (日本ヒューマノイドロボット研究会、アスラテック梶j

 テーマ:ロボット特集〜ロボットデザイン〜


■ ロボットデザインについて考える  


 本年度第7回オープンセミナーは通算11回目となる情報処理推進機構との共催による「未踏交流会」の拡大版ということで、講演開始時間も従来より早い15時半からの開催となりました。

 テーマは「ロボット特集〜ロボットデザイン〜」、IPAの未踏の責任者である神島万喜也氏、日本ヒューマノイドロボット研究会代表の吉崎航氏の挨拶に続き、各講師からの講演がありました。

 園山氏からは、ロボットデザインを考える上ではロボットと人間との関係性を考えることが最重要課題であり、美しいフォルムを追求するのではなく人との関係性を追求した結果、「ヒト型」のデザインとなった産業ロボットも多いとのデザイン現場の話、梶田氏からは国家プロジェクトとして推進された「人間協調・共存ロボット」プロジェクトの概要と、その成果である「HRP−4C」が人間に近い外観となったデザイン裏話、スーパークリエータの吉崎氏からは人型ロボット用ソフトウエアとして開発した「V−sido」の概要について、この分野の第一人者の石黒氏は超多忙のなか「Skype」参加で「人らしさは何か?」を追求しているうちに「人間を知るためのロボット研究」に重心が移ったこと、人の姿・形に近づけたジェミノイドと想像の余地を残した最低限の姿・形のテレノイドとの違いなど、を話されました。

 どの講演もテクノロジーだけでなく人間の本質にせまる哲学的な要素も多く、とてもレベルの高い教養溢れる講演となりました。

(写真をクリックいただくとご講演の様子がご覧いただけます)


パネルディスカッション

■ パネルディスカッションでは・・・・

 引き続き田口潤氏をモデレータにパネルディスカッションとなり、「ロボット社会実現に向けた課題」について、各講師と会場の参加者とが熱い議論を重ねました。

 すでにロボットの動きの方は技術的にかなり解決されてきているが、ソフト分野では人とロボットとの関わり方としてのコミュニケーション力が不足していて、いまだ信号処理レベルであるとの指摘がありました。また利用分野毎に要求されるソフト機能も多岐にわたり、AI・人工知能などのインテリジェンスや、人を飽きさせない生命感を持たせることが重要、との発言もありました。

(写真をクリックいただくとパネルディスカッションの様子がご覧いただけます)

■ デモ展示とライトニングトークでは・・・・

 ビールと万かつサンド片手に行われた恒例のショートプレゼンテーションは、今回はライトニングトークとデモ展示ということで形式を変えて、羽田卓生氏をモデレータに約2分のプレゼンテーションと5件のデモ展示が行われました。

 具体的には、商品を認識してセールストークを繰り返すロボット、スポーツカーからガンダムに変身するロボットの1/12モデル、赤ベコ型やフランス人形型ロボット、ゴルゴ13が愛用しそうな武器変身アタッシュケースなどが展示され、参加者全員が少年の頃のような夢とロマンに浸りながら夜遅くまで語り合いました。

(写真をクリックいただくとデモ展示とライトニングトークの様子がご覧いただけます)

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