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  2018年度第3回アキバテクノクラブオープンセミナーを開催しました
               


講演及び懇親会の様子

2018/6/14
2018年度第3
回アキバテクノクラブオープンセミナー
 
【講師】久米 信行氏 /久米繊維工業(株)取締役会長、              明治大学商学部客員教授


【テーマ】「地域活性化とSNS」


■ 「勝手に観光協会」って何? 

 本年度第3回のオープンセミナーは、「地域活性化とSNS」と題して、Tシャツ製造メーカの経営者と明治大学と多摩大学の教授という2つの顔を持つ講師の久米信行氏に、持論である「勝手に観光協会」の考え方と実際の活動内容とその評価などを、SNS論というかたちでまとめられて大学で実践的に教えられているので、その概要を約100枚のパワポで紹介いただきました。

久米氏の持論である「勝手に観光協会」とは、「ある地域を熱愛する人が(ヨソモノの場合も多い)誰に頼まれることなく報酬をもらうことなく、わが地域を愛してくれそうな人たちのために自分の好きな場所で、好きなモノ・コト・ヒトを自分自身で好きなように案内する行為のこと」と定義されて、その考え方を大学やセミナーや十数冊の著作を通じて普及・啓蒙されています。

(写真をクリックいただくとご講演及び懇親会の様子がご覧いただけます)

講演・交流会の様子

■ 従来メディアではなくSNSを活用した新しい観光PRの成果は  

 従来の我が国の観光とは、行政や観光協会が中心となって作成したパンフレットや、観光業者が作成した観光ルートやパッケージツアーなどが中心であったものですが、久米氏はツールとしてのSNSを、大きくInstagramとTwitterとFacebookとにまとめて、「勝手に観光協会」的な人にこの3つのツールを最大限に活用して地域の情報発信力を飛躍的に上げていこうというものです。

 多摩大学のSNS論では、学生向けの課題として、「多摩のイチオシを探せ」ということで、毎週学生さんに自分のイチオシの、カレー屋さん、パン屋さん、ラーメン屋さん、おすすめスポットなどをSNSでアップしてもらい、これを半年間続けただけで素晴らしい地域紹介のデータベースが出来上がり、それを育てていくことで、いまや多摩地域の観光PRの重要な情報発信拠点となっているとの紹介があり、このような方法論を地域プランナー養成講座などでも教えることで、熊谷・深谷など各地への水平展開が始まっていますとの紹介もありました。

 さらに久米氏は、北斎美術館の設立にも関わられた経験をもとに、特にインバウンド向けの情報発信の戦略性として、キーワードとしての「北斎(HOKUSAI)」の重要性を解説され、ハッシュタグの付け方の重要性も、自身のストックホルムでの経験をもとにお話されました。 その後も様々な経験と活動とその成果が紹介され、久米氏のバイタリティーと内容の積極性と斬新性に聴衆一同圧倒される講演会となりました。

■ 懇親会では全員参加のQ&Aの続きが

  講演の後は恒例の懇親会となりましたが、当然のことながら参加者の多くが地域の活性化と観光振興といったテーマにかかわりが深く、講師を中心にさらに様々な議論となり、時間経過を忘れて議論を続けることとなりました。

(スライド画面をクリックいただくとご講演資料がご覧いただけます)

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