■ 地域にどのようにかかわれるか?
地域の担い手不足が語られ、地方議会議員の成り手がいない自治体まであるなかで、この本は「地域にかかわりたくなる気持ちをどのように湧き上げらせるか」をきわめてゆるい方法で事例紹介していると河井教授は話された。
地域に住んでいる人にとって、地域デビューは極めて敷居の高いことであって、その参加は簡単なことではない。 一方においてインターネットやSNSの利用が進む中で、あるテーマで人と人が知り合える機会は格段に増えていることも確かで、この知り合える機会のなかに、考え抜かれた脆弱性(バルネラビリティ)といった「かかわりしろ」を事前に準備しておくことがきわめて重要で、しかもその「かかわりしろ」のゆるさこそが成功の鍵であると、河井教授は解説された。
■ 懇親会では地域とのかかわり方の難しさの続きが
講演の後は恒例の懇親会となりましたが、当然のことながら参加者の多くが自分の問題ととらえていたこともあり、講師を中心にさらに様々な議論となり、時間経過を忘れて議論を続けることとなった。
(写真をクリックいただくとご講演と懇親会の様子がご覧いただけます)
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