アキバテクノクラブ
イベント
コンセプト
イベント
メンバー活動紹介
ATCメンバーリスト
ポッドキャスティング
イベントスケジュール
+お問い合わせ
+サイトポリシー
+個人情報保護について
ホームへ戻る



2022年度第5回アキバテクノクラブオープンセミナーを開催しました
               


見学会の様子

2022/11/24                                   
2022年度第5回アキバテクノクラブオープンセミナー
 
講師:久米信行氏
/情報経営イノベーション専門職大学 教授

「情報経営イノベーション専門職大学見学会」

■ 情報経営イノベーション専門職大学構内見学 
 第5回アキバテクノクラブオープンセミナーはiU情報経営イノベーション専門職大学(以下iU)を同大学教授である久米信行氏にご案内いただきました。  iUは下町風情が色濃く残る墨田区の一角に2020年に開校しました。墨田区にキャンパスを置く初の大学です。 大学正門前に参加者が揃ったところで、宮島局長に大学をご案内いただきました。
1Fにある「iUサロン」は起業や、企業との連携事業などの打合せに使用できるスペースです。オンライン会議ができる仕切られた部屋もあり、また郵便BOXも設置されています。iUの学生が起業した会社の連絡先として活用されているそうです。起業を後押しするiUらしい特徴的な施設です。
2Fには図書館とガラス張りの教室があり、学生たちがグループディスカッションしている教室もあれば、起業のための相談なのか、数名で話し込んでいる教室もありました。「40人以下での授業」が定められているだけあって、いわゆる階段教室での講義などはありません。
3FにはプレゼンテーションルームとiUホールがあり、ホールは著名人の講演会などに使われています。 最後に屋上を見学させていただきました。屋上からは広々とした敷地とスカイツリー、敷地の一部にスタジオ施設「すみだメディアラボ」が見えます。すみだメディアラボは墨田区とiUの運営母体である電子学園、BSよしもと株式会社が業務提携して作った施設で、BSよしもとの番組制作も行われているそうです。


(写真をクリックいただくと見学会の様子がご覧いただけます)

見学会の様子

■ iUとはどんなところ?
  構内見学がひととおり終わったところで、情報経営イノベーション専門職大学の特色ある教育について宮島氏からお話しいただきました。
iUの名称にある「専門職大学」とは2019年にスタートした新しい学校制度で、入学時から特定の業界を意識した教育がなされること、卒業までに40単位以上の実習を行うこと、教員の4割以上を実務経験者が占めることなどが定められており、実践的な学びが特徴となっています。学長は中村伊知哉氏。実践型の教育を行うため、様々な企業と連携(プロジェクト提携、教員の提供)しています。3年次には4か月にわたるインターンシップが行われ、大学で学んだことをインターン先の企業で実践します。また在学中に一度は起業にチャレンジする「全員起業」もiUの特徴。現在15社が立ち上がっているとのことでした。
 iUについて宮島氏からお話をいただいたところで、実際に専門教員として学生の指導にあたる久米氏から、学びの現場についてお話いただいきました。
 久米氏は墨田区出身。大学ではイノベーションプロジェクト、ビジネスフィールドリサーチ、インターンシップのビジネス3科目を担当しています。
ビジネスフィールドリサーチでは普通では出会うことのない企業人やNPOのリーダー、芸術家など多彩な顔ぶれを招き、学生向けのプレゼンテーションを行ってもらっています。学生との質疑応答後は名刺交換も行い、学生と多彩な講師とがつながる場となっているそうです。
 また今年は3年生の4か月インターンシップが初めて行われます。インターン先は様々で、大企業もあれば、地元の中小企業や信用金庫などもあります。学生とインターン先企業のミスマッチなど、課題もあるが、インターンを経ての学生の成長はめざましいそうです。派遣先の企業に興味を持つ学生も多く、教育効果が高いカリキュラムであることは間違いないようです。今後は1年次からゼミ形式で企業から提供される課題を扱うなど、カリキュラムの改善にも取り組みたいとのことでした。
 久米氏は、担当する3科目のカリキュラムを通じて、これまでの企業人としての経験や、様々な団体での活動を通じて得た人脈・学びを、学生たちに提供し、学生たちにこれからの時代を生きぬく力と幸せに生きる力を高めてもらいたいと考えています。
 そしてiUでの久米氏のアプローチは学生だけにとどまりません。近江商人のうえをいく、学生・企業・大学・教員良しの4方良しも狙っています。中小企業のデジタルシフト推進のためにiUを使い倒す、すみだの魅力発信に学生の目線と発信力を活かす、など御恩返しの仕事をしながら地元の魅力を世界に発信したいと精力的に活動されています。

(写真をクリックいただくと見学会の様子がご覧いただけます)

懇親会の様子

■ 懇親会では
 久しぶりに行われたセミナー後の懇親会は、地元ならではの場所で、ということで、持ちこみOKの立ち飲み屋をチョイス。昔ながらの商店街で、おでんや、やきとり、たこやきを買い込み、いざお店へ。昼間は準備中だったのに看板は臨時休業。そこで急遽、商店街になぜか置かれている縁台で購入したものを広げて食べることになりました。目の前のスーパーでビールを調達し、路上での懇親会となりました。あらかた食べつくしたところで、現代アートとネパール料理が味わえるという謎の店に繰り出すこととなりました。米屋だった古い家屋を現代アート?で飾った不思議な店でくつろぎつつ、今どきの学生に感じることからとりとめなく話題はひろがりました。現代を象徴するスカイツリーと古さが味になっている商店街。ディープなすみだを体験する懇親会となりました。

(写真をクリックいただくと懇親会の様子がご覧いただけます)

  ▲topへ →アーカイブリストへ