■ DX実現に向けての方法論とは
わかりやすい事例として、「なぜUberEatsは成功したか?」という事例を挙げられ、例えば蕎麦屋の場合は「蕎麦の味は競争領域だが、配達行為は非競争領域」ということで、非競争領域ではプラットフォーム化を進めることで空き時間がある人を活用することでの成功例を解説され、現在のすべての既存産業が自らの業態を細分化レイヤー化して競争領域と非競争領域を明確にすることで、産業構造が縦割りから横割りに変化していき企業も行政も協調領域と競争領域の再設計が必要になるであろうと解説されました。
方法論としては、「新たに実現できるようになった目的(〇印)」、「アーキテクチャー:新たな目的を新たな手段を活用して実現する仕組み(△印)」、「既存の競争領域:新たな手段としてのデジタル技術(□印)」ということで専門家の議論を通じて図示化して、協調領域を活用して新ビジネスが可能となるようなレイヤー構造をもった産業構造への変化を促すことを目的としたもので、様々な場面でこの方法論が活用されることで、方法論の完成度は向上していくでしょう。
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